DAY 30
真っ白で
冷たい感じのする部屋。
でも それが心地良かった。
隔離されていることを
強く感じたけれど それで良かった。
ただ、窓があって
その外側は
看護師さんの通路になっていたから、
トイレをしているのが
見られ放題…さすがにそこは塞いでもらった。
この部屋には
どのぐらい居ただろうか。
一週間? 二週間も居ただろうか。
ただ覚えているのは
何も無い状況で過ごし続けることに
何の苦痛も無かったことだ。
その後の生活の中で
たくさんのことをして過ごすが
時間の使い方に苦労し、苦しんだものだ。
今思えば、
やはり入院当初は
相当 異常な状況だったと分かる。