消えたい は 消えない

鬱 うつ 病のリハビリのような 意味のあるような無いような

DAY 46

談話室に

本が置いてあることは

気付いていた。

 

食事を取りに行く時に

見つけていた。

 

 

テレビもあるし、

日々の新聞もあったが

 

「今は、死んで知らないはずの日々」

 

という意識が

かなり強くて、

 

どこか知らない世界に居る感覚だった。

 

だから、

外の世界を

全く知ろうとせず、

 

人と関わることもせず、

 

こっそり、しれ〜っと

本を借りて

読み始めた。