2018-12-01 DAY 40 他人と会話をする気分にはならず、 ただ部屋の中で ただベッドの上で 生きていた。 幸いにも 空いた隣のベッドに人は入らず、 もう一人の人も 無口な人だった。 聞こえてくるのは、 来た当初に聞こえた おばあさんの声が 遠く、とても遠くから。 それと、 近くに談話室があるようで テレビの音と 数人の声が響いていた。 近くに「人」を感じる中で、 少しずつ、 「暇」を持て余す感覚を 取り戻し始めていた。