消えたい は 消えない

鬱 うつ 病のリハビリのような 意味のあるような無いような

DAY 32

 

白い壁

 

…は、

数日の間は

ただただ白い壁だと思っていた。

 

 

この部屋には

洗面台があったので

ベッドから離れて

そこに動くことを繰り返すうちに

 

壁に何か書かれていることに

気付いた。

 

 

よくあるような、

人生への愚痴だった。

女の子が書いたようだった。

 

 

いつか誰かが書いたそれが、

時間を経て

私に届いた訳だが

 

読んでも何も出来ないし、

他者と触れることの無い 今の生活なのに

得体の知れない誰かが

姿形無く

文字だけで接してきたことに

 

妙な憤りを覚えた。