DAY 24
最初に運ばれた部屋は
確か2日か3日しかいなかったと思う。
そしてまた、
外の世界は分からない。
この、
「見える世界が部屋の中だけで、
外界が分からない。」という感覚、経験は
なかなか味わえるものではない。
途中、救急車で長距離移動まで
挟んでいる。
夢の中に居るような、
現実から遠く離れた場所にいるような
不思議な感覚だ。
まだまだ私の中には
死への願望が強くあり、
とにかく「どうでもいい」思考で
脳内は埋められていた。
それを見透かされているように
自殺行為 が出来ないように
歯ブラシ1つ部屋の中には
持ち込めず
全てが許可制の生活となった。