DAY 36
外界を知らない、知れないことが
私には心地良かった。
孤独を好むか嫌うか、の
違いかも知れない。
私自身、
どんな状況でも 誰とでも
明るく振る舞える…スキルを持つ。
場を和ますことも 人前に立つことも
堂々と振る舞える…スキルを持つ。
そうして生きてきた人間が
孤独を好み、心を病み、
真っ白な病室に閉じこもる現実。
人の本心など、
人の本当の姿など、
見えてるモノほど あてにならないモノはない。
私は死のうとした その直前の
警察官とのやりとりも
極めて明るく振る舞った。
こうして
病んでる人間の内、
何割かは同じように
きっとギリギリまで明るい。