DAY 14
警察のお世話になり、保護され、
かつ
安定の見られない時…の判断だろうか
「救急の精神科」に
搬送された。
救急車も乗り付けるスペースがあって、
(救急専門の精神科なんてあるんだな…)と
思いながら
警察官3人と身内と…
(も少し人数が居たような記憶がある。)
車2台で
だいぶ大ごとな感じで連れていかれた。
とても大きな病院で
上層階までエレベーターで上がった。
そこは
どこか異質で研究所のような雰囲気を
持っている。
誰も言葉を出さず発せず、
会話の無い微妙な空気の中で数分待ち、
先に身内が診察室に呼ばれて
聴き取れない音で響いてくる会話を
ただ身体で感じながら
ソファに座っていた。
しばらく経って
入れ替わりで入室する。
それが
普通の生活との終わりの瞬間だった。